第一回 バーストラウマ
11月 30th, 2002 by admin

◆・・第一回 バーストラウマ・・◆
妊娠中のお母さんの情緒不安定(いらいら、不安感、喧嘩など)や分娩中・出生後のケアのまずさは赤ちゃんにとって心的外傷(トラウマ)となります。とくに、この時期のトラウマはバーストラウマといわれ心の奥深いところに存在し、いつまでも潜んでいます。
そして、普段は意識されませんが人生の重要な場面で理由のない不安や恐怖、孤独感に襲われたり、無力感や無気力、攻撃的になったりするなど一生を通して影を落とすと言われています。
子宮内の赤ちゃんは聴覚、視覚、触覚などの五感を働かして外界の様子を感じています。バーストラウマを与えないように妊婦さんは妊娠中から情緒の安定に努め、スムーズなお産と育児のためのイメージトレーニングが大切です。一方、われわれ医療者側もお母さんに挫折感を与えるような言動は厳に慎むべきです。
バーストラウマは早ければ早いほど癒されやすいといわれており、分娩直後からの親子のスキンシップはとくに大切です。最近のさまざまな事件はバーストラウマを受けた子供が親となって我子にもバーストラウマを与えてしまう負の連鎖が原因となっているものが少なくないような気がします。
当院では分娩は取り扱っていませんが、生活環境の変化に伴って子育ての経験が乏しくなっている現代のお母さんたちに少しでも手助けになれればと考え、妊婦さんのアロママッサージやベビーマッサージ教室を行っています。
親子のスキンシップは赤ちゃんのためばかりでなく、親にとっても赤ちゃんに対する愛情の源となります。当院にかかっていない方でも自由に参加できますのでお気軽に声をかけて頂きたいと思っています。
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